ボクは、平均以上の顔の女の人とは付き合ったことがないんですね。
そんなボクがうっかり平均以上というか顔面偏差値60くらいの女の人と出会い系で知り合って、付き合うようになったんですよ。
そのことを考えるだけで冷や汗が出てくるんですね。
いまだに自分が一番、そのことを信じられないでいます。
毎朝、起きるたびにこれは夢ではないのかと自問自答する生活ですよ。
・知っていたら連絡できなかった
出会い系では彼女の顔を知らずに連絡しているから、まさか彼女があんなにきれいな人だとは思っていなかったんですね。
連絡する前に知っていたら最初から連絡しなかっただろうと思うんですよ。
知らなくてよかったと考える自分がいるのは確かですね。
彼女は男の顔の好みにこだわりはないみたいで、内面が重要だということだったんです。
ボクはどっちかというと内面にも自信がないほうでね。
だけど、彼女は僕とのメールのやりとりを続けてくれたんですよ。
何がよかったんだろうね、ほんと。
・出会い系でメールするだけで楽しかったよ
だけど、このときのボクは、女の人とメールできるだけで舞い上がっていたんですよ。
彼女からのメールが来るのが待ちきれなかったくらいでしたね。
日ごろはテレビ見ないアピールをするボクも、彼女が半沢の話をするから、毎週放送をかかさずチェックすることになりました。
女の人と同じ時間に同じことをしていると考えると、それだけで楽しかったんですよ。
CM中にメールを送ったりしてね。
彼女に送るメールの内容を考えていてテレビを見るのがおろそかになって、逆に彼女から送られてきたメールの返事に困ることもあったんですよ。
・初対面の瞬間が一番緊張した
メールをずっとやってきて、「二人でどこかに行きたいね」というところにようやく持ってきました。
ただ、今は時期が悪くて、というか初対面だから、駅の近くを少し歩いてみるだけというデートにしたんですね。
駅で待ち合わせて彼女を待っていたら、とってもきれいな女の人がどう見てもボクのほうにやってくる姿が見えたんですよ。
その女の人が近づいてくるにつれてだんだん心臓がどきどきしてきました。
まさかと思いつつ、最後のメールが来て、「今着いた」と彼女から。
ボクからも彼女にメールして、きれいなその人がスマホを見たと思ったらこちらにやってきたんですね。
やっぱり彼女がそうで、これまでの元カノをはるかに超えた顔面偏差値の女の人の登場にビビりました。
ガッチガチに緊張していたボクとは違って、彼女は落ち着いた感じで挨拶してきたんですよ。
本当に男の外見にはこだわりがないみたい。
ボクが出会い系でやり取りしていたとおりの男だということのほうが大事だったようで、その日さよならするまでずっと機嫌がよかったんですよ。
ボクも1時間も彼女と一緒にいたら落ち着いてきて、メールしているときのように気楽に彼女と話せるようになりましたね。
コメントを投稿